2023年6月21日 05:00 | 有料記事

大量の土砂が運び込まれた山武市小松の市有地
山武市小松の市有地に大量の土砂が運ばれ周辺住民らから市に多くの苦情が寄せられている問題で、周辺住民は20日、千葉日報社の取材に、強風に舞った砂が自宅敷地や車などに積もる被害があると訴え、怒りをあらわにした。
市などによると、問題の市有地はかつて日本大学の敷地で、2014年に市に無償譲渡された。面積は約3万平方メートル。このうち、約2万2千平方メートルで土砂の搬入が行われた。
元は池や湿地で、悪臭などが発生していたため埋め立てを要望する声があり、市は昨年地元業者に委託して埋め立てすると決定。ただ、土砂搬入に関し、周辺住民への説明会は行われず、個々に対しても十分な説明はなかった。その後、市の想定を超える土砂の量が運び込まれ、市は搬入を止めさせた ・・・
【残り 381文字】