2022年12月24日 05:00 | 有料記事

銚子漁港で昨年水揚げされた時のサンマ=2021年11月22日、銚子市

見送りを受けて出発する市漁協所属の第37傳丸=8月18日、銚子市
銚子漁港の今年の年間水揚げ量(速報)が23日、銚子市から発表され、「12年連続日本一」を確実とする一方、全国的不漁のサンマはゼロが確定的となった。三陸沖などが主な漁場にならなかったのが主因で、水揚げゼロは1950年以降では初の事態。漁船の燃料高騰も拍車となり、地元漁師からため息が聞かれる。
全国さんま棒受網漁業協同組合によると、今年11月末時点のサンマ水揚げ量(北海道―千葉)は1万7869トンで、最低だった前年の同期から微減。北海道から東に離れた北太平洋の公海や道沖が主漁場になり、三陸沖や常磐沖の日本近海に群れは見られなかった。
銚子のサンマ水揚げは2009年に約6万1千トンを記録したが、18 ・・・
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