「ドローンの教習所に」 民間スクール、イオンモール幕張新都心に開校 災害ボラ育成も狙い

ドローンスクールの屋内コートで操縦する後藤社長(左から2人目)=千葉市美浜区
ドローンスクールの屋内コートで操縦する後藤社長(左から2人目)=千葉市美浜区

 ドローンのパイロット(操縦士)育成を目的とした「ドローンスクール千葉幕張」がイオンモール幕張新都心(千葉市美浜区)のアクティブモール内にオープンした。ビジネス目的から趣味まで市場が拡大しているドローンだが、免許制度導入が想定される中、確かな技術へのニーズが高まるとみて、県内の不動産業者が設立した。ドローンの「教習所」を目指すとともに、県内での大規模災害時に協力するボランティアチームの立ち上げも狙う。

 同スクールは年中無休。屋内の全天候型コートに加え、イオンの協力を得て平面駐車場を屋外コートとして利用している。基本コースでドローン操縦士協会(DPA)の「ドローン操縦士回転翼3級」資格が最短3日間で取得でき、修了後は国土交通省への申請を簡略化できる仕組み。料金は計30万円(税込み)で、初心者や上級者向けのコースもある。

 3月末の開校以降、受講申し込みは25人(4月15日現在)。建築業や工業といったビジネス目的に限らず、定年後の趣味として操縦したい人など、30~60代の幅広い世代から申し込みがあるという。

 一方、ドローンの普及と共に機体の落下など安全面の課題が生じており、免許制度導入も検討されているという。そこで、同スクールは自動車教習所のような「ドローンの教習所」を目指し、ニーズに応えていく考えだ。

 運営するのは不動産・リフォーム会社の「住まいあんしん倶楽部」(市原市)。4月19日には同市と災害時の協定を結んでいる。同市は2019年の房総半島台風(台風15号)で被災。後藤仁彰社長(36)によると、地元住民から「とにかく屋根にブルーシートを張って」という依頼が殺到し、協力業者によるドローン調査を目の当たりにして可能性を見いだした。

 同スクールは操縦技術を教えるだけではなく、災害時の情報収集や人命救助などに協力してもらいたい旨を説明し、同意した人のリストも作成。後藤社長は「多くの人に賛同してもらっている。将来的には千葉の防災ボランティアチームをつくりたい」と語る。


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