コロナ禍だからこそ未来を 新たなおもてなし展開へ 県旅館ホテル組合青年部 【モンジュノチエニュース】

千葉ならではのおもてなしのアイデアを出し合う青年部のメンバーら=10日、館山市
千葉ならではのおもてなしのアイデアを出し合う青年部のメンバーら=10日、館山市

 緊急事態宣言中だからこそ、観光の未来を考えよう-。千葉県旅館ホテル組合の青年部有志が、コロナ禍で苦境にある千葉県観光を盛り上げようと、個々の施設の垣根を越えた新たな連携の模索に乗り出した。

 今月10日、館山市の「ホテル洲の崎 風の抄」に集まった青年部有志4人は、皆一様に頭を抱えていた。この日のテーマは〈千葉の宿泊施設ならではのおもてなしを考える〉。各館共通で取り組めて、かつ宿泊客に喜んでもらえるサービスは何か、模索していた。

 花や香りを使ったおもてなし、記念日のサプライズ演出、メッセージカードの受け渡し…。さまざまなアイデアが出る中で、キーアイテムの一つに挙がったのが絵はがきだ。

 チェックイン時に宿泊客をもてなすのに使え、宿泊客が離れて暮らす家族や友人に送ることで思い出の共有にも使えるのではないか。さらに、そこに割引クーポンを加えれば誘客プロモーションにもつながるのではないか。

 絵はがきを使ったプロモーションというアイデアが盛り上がる中、参加者の一人から「財布に訴えかけるだけでなく、心に訴えかける取り組みも必要だよね」との意見が出た。

 実は青年部は、おととしの台風被害からの復興を目指し、各館が連携した誘客プロモーションを既に実施していた。そのときと同じ割引クーポンだけでは、心に訴えかける〈千葉ならではのおもてなし〉にならない、との指摘だ。

 議論は白熱し2時間近くに及んだが、結論は次回以降に持ち越しとなった。青年部は今後、「もう一工夫」をこらしたプロモーション実現に向け議論を進めていく。同組合の武川豊事務局長は「千葉の観光復興に向けた手を積極的に打っていきたい」と話している。

 同組合と千葉日報社は昨年11月、包括提携協定を結んでおり、同社のモンジュノチエ事務局が青年部の取り組みに参加。論点を整理しつつ、課題解決にふさわしい方法や知見のアドバイスを伴走型で行っている。

 ◆モンジュノチエは千葉日報社のデジタル推進・事業者支援サービスの名称です。現在進行形の取り組みを、モンジュノチエニュースとして不定期に発信します。公式サイトはhttps://monjunochie.jp/


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