どうなる?緊急事態宣言下の恵方巻き商戦 混雑回避へ予約強化 「疫病退散」ポストカードも

恵方巻きの紹介映像を流している売り場。今年は例年以上に事前予約を強化している=千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
恵方巻きの紹介映像を流している売り場。今年は例年以上に事前予約を強化している=千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
イオンの恵方巻きを紹介する担当者=千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
イオンの恵方巻きを紹介する担当者=千葉市美浜区のイオンスタイル幕張新都心
高島屋柏店が予約特典として用意した「アマビエポストカード」(同店提供)
高島屋柏店が予約特典として用意した「アマビエポストカード」(同店提供)

 2月2日の節分を前に、千葉県内小売店が「恵方巻き」商戦に力を入れている。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令期間と重なるため、各店は混雑回避に向けて事前予約を強化。高島屋柏店(柏市)はウェブ予約の売り上げを昨年の3倍とする目標を掲げ、予約特典として市内の柏神社が疫病退散の願をかけた「アマビエポストカード」を用意した。

 今年の節分は例年より1日早い2月2日。1897(明治30)年以来、124年ぶりの珍しさで、コロナ禍で無病息災を願う意味からも「いつも以上に注目される」と各店は予想する。

 高島屋柏店の担当者は「最強のアンチ・コロナフード。恵方を向いて食べるので他の人に飛まつが飛ばない」として販売を促進する。疫病退散の御利益があるとされる妖怪「アマビエ」をあしらったポストカードは、予約客先着1500人に贈呈。特典で事前予約に誘引する。

 過去には大雪で販売が伸び悩み、売れ残りを廃棄せざるを得なかったことがあり、事前予約の強化で食品ロス削減にもつなげる。

 同店は、ウェブ予約の売り上げを昨年の約9万円から今年は約3倍の30万円とする目標を設定。店頭販売を含めた全体の売り上げ目標は、コロナ禍の中でも昨年の実績約950万円を上回る1千万円以上とした。

 店頭での予約は2月1日まで、ウェブ予約は1月27日午前10時まで。予約商品は2月2日に地下2階特設会場で渡し、地下1階の当日販売の売り場と分けて客を分散させる。

 イオンリテール(千葉市美浜区)も、ウェブ予約の売り上げ目標を昨年の約3倍に設定した。外出自粛で水産物の需要が落ち込んでいるため、全国各地の漁師が厳選した魚介類を使って生産者を支援。旅行控えなどによる高級志向を見据え、予約限定で新たに用意した5千円の豪華恵方巻きは、すでに完売する人気ぶりだ。担当者は「目標に近い状況で好調に推移している」と説明した。ウェブ予約は1月28日午後8時まで。受け取りは31日~2月2日で、自宅か店頭かを選択できる。

 そごう千葉店(千葉市中央区)は、去年まで一部店舗にとどまっていた事前予約をほぼ全店に拡大。売り場出入り口に看板を新設して予約を促し、買い物時間の短縮につなげる。定番の海鮮から洋風、中華の変わり種まで22店で計85商品をそろえた。

 予約件数は昨年の約3倍で推移しており、担当者は「去年を上回る売り上げになりそう」と手応えを明かした。予約は31日まで店頭か電話で受け付ける。受け取りは2月1、2日に各店で。

 東武百貨店船橋店(船橋市)もウェブ予約を取り入れるなどして密回避に注力している。


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