客室乗務員を通訳に採用 船橋市・兼務の非常勤職員で コロナ禍、航空の接客力期待

船橋市役所
船橋市役所

 コロナ禍で乗務機会が減った客室乗務員の語学力や接客力を生かしてもらおうと、船橋市はANA(全日空)グループのエアージャパン(成田市)の客室乗務員2人を非常勤職員として採用した。2人は年明けから国際交流課で勤務を開始しており、得意の中国語を生かしてホームページの翻訳文章のチェックを担当。中国人住民が相談に訪れた場合は通訳を担うという。

 市によると、採用した客室乗務員2人は20、30代の男女。市役所で週2~3日の交代勤務となる。兼業を認めているエアージャパンに籍を残し、同社での勤務日もあるという。

 市内の外国人住民は1月1日現在1万8898人。中国籍が7802人を占めて最も多い。市では、既にいた中国語通訳担当の非常勤職員2人のうち1人が昨年末で退職。後任を探す中、コロナ禍による旅客激減で苦境に立つ航空人材の雇用維持にもつながればと、今回の採用を打診した。

 会計年度任用職員として当面3月末までの契約だが、市は更新する方針。コロナ禍の収束で乗務が増える場合には柔軟に対応する。

 市は増加する外国人住民への支援充実に向け、英語に堪能な客室乗務員らの採用も検討中。中国籍住民に次いで多いベトナム籍住民(3673人)の通訳対応が可能な人材も、航空業界から探しているという。


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