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新型コロナウイルス情報

対策10カ条守ってます! コロナ時代、選ばれる宿に 県旅館ホテル組合認定制度

宿泊施設に交付した認定証を持つ武川事務局長(右)ら=千葉市中央区
宿泊施設に交付した認定証を持つ武川事務局長(右)ら=千葉市中央区

 新型コロナウイルス禍が宿泊業界に深刻な影響を及ぼす中、県旅館ホテル生活衛生同業組合は、感染防止に取り組む宿泊施設を組合が認定する「ちばやどスクラム制度」を始めた。同組合が独自にマニュアルを作成し、対策10カ条を守る157宿泊施設に認定証を交付した。衛生対策をより強化し、コロナ時代に選ばれる宿となって生き残りを懸ける。

 同組合によると、3~5月の県内宿泊施設の売り上げは、新型コロナの影響により前年比で平均9割減。収束が見通せない中、組合は「宿泊業界が生き残るために必要なことは何か」を模索し7月に認定制度を始めた。

 上部団体のガイドラインを基に、組合が会員のホテルや旅館の実態に即した全40項目の対策マニュアルを作成。内容を要約した10カ条を守る宿泊施設を「ちばやどスクラム」のメンバーに認定した。制度名は昨年のラグビー・ワールドカップで活躍した日本代表にあやかり、「安心というボールを守り抜き、千葉の宿みんなでコロナを押し返す」という願いを込めた。

 組合に加入する約330宿泊施設に参加を呼び掛け、応募した157施設を認定した。10カ条は「従業員は毎日の検温・健康チェックとマスク着用」「お客様との接触を不用意に増やさない」など。認定施設がこうした対策に取り組む動画を作成し、それぞれのホームページでも公開する。宿を選ぶ際に観光客らに見てもらい、対策の徹底ぶりを伝える。

 同組合の武川豊事務局長(57)は「これまで宿を選ぶ時は眺望や料理、温泉がポイントだったが、今は衛生対策がしっかりしているかどうかが重要になった。魅力ある宿でもこれをやらないと選ばれない」と説明。夏の観光シーズンが本番を迎える中、「コロナを機に一層、衛生対策に注意し、安全を確保しながらお客を迎えたい」と強調した。8月の予約状況は例年より依然少ないものの、一時期に比べ回復しているという。

◆「ちばやどスクラム」認定条件の対策10カ条

(1)毎日の検温・健康チェック、マスク着用
(2)こまめなうがい・手洗い・手指の消毒
(3)フロントや対面時での飛まつ防止対策
(4)お客様との接触を不用意に増やさない
(5)手を触れるモノ・場所の定期的な消毒
(6)密閉状態を避け、定期的な換気
(7)ソーシャルディスタンスを保つ
(8)お客様へ、手指消毒の呼び掛け
(9)体調が優れない際のお申し出を依頼
(10)お客様情報の適正管理


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