パナの茂原工場取得へ 液晶新会社出資の革新機構

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 日立製作所、ソニー、東芝の中小型液晶パネル事業を統合して設立する新会社に出資予定の官民ファンド、産業革新機構が、テレビ向け液晶パネルを生産するパナソニックの茂原工場(茂原市)を取得する方向で最終調整に入ったことが21日、分かった。新会社の生産設備の増強を図るのが狙い。大型工場の売却話に揺れていた地元には、ひとまず安堵(あんど)の声が広がっている。

 パナソニックはテレビ事業の縮小に伴って茂原工場を売却する方針を固めていた。今後、産業革新機構との間で売却額などの条件面を詰める。

 新会社「ジャパンディスプレイ」は来年春の設立予定で、産業革新機構は7割を出資する見通し。スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型多機能端末向けの需要拡大に対応するため、生産体制の強化を検討していた。