“日傘男子”急増で人気 猛暑予感、品切れ商品も 千葉県内

そごう千葉店(千葉市中央区)の紳士雑貨売り場には、男性用の日傘が100点ほど並ぶ
そごう千葉店(千葉市中央区)の紳士雑貨売り場には、男性用の日傘が100点ほど並ぶ

 梅雨時の紫外線も要注意のこの季節、紳士用の日傘の売れ行きが千葉県内でも好調だ。千葉市中央区のそごう千葉店では、連日のように仕事帰りのサラリーマンが日傘を買い求め、前年の倍以上の売り上げだという。早くも真夏日を記録するなど猛暑を予感させる中、同店の担当者は「今年は異例の人気ぶり。メーカー生産が追いつかず、品切れの商品も出ている」と話す。

 同店5階の紳士雑貨売り場には、黒や紺など、シックな色味の日傘が約100点ほど並ぶ。晴雨兼用で、軽量な折りたたみタイプの人気が高いという。“日傘デビュー”する客も多いため、日傘にまつわる男性ならではの悩みを紹介するポップも用意した。

 同店によると、5月20日ごろから日傘を買い求める男性客が急増。県内でも例年にない早さで気温30度超えを観測した同月第4週には、紳士用の日傘の売り上げ額が前年同期比約210%だった。

 紳士雑貨売り場を担当する坂東雅人係長は「『日傘売り場はどこですか』と尋ねる『目的買い』が多く見られる。これまでにはなかったこと」と説明する。夫用の日傘を探す女性の姿も目立つという。

 売れ筋は、東レの傘用素材「サマーシールド」を使用した商品。特殊なラミネート構造で遮熱、遮光性に優れ、UVカット率99%を誇る。パステルカラーや柄物も好評で、おしゃれなデザインも増えてきた。

 一方、高まる需要にメーカー生産が追いつかない現状も。坂東係長は「男性用の日傘は、梅雨明けの6月下旬~7月ごろから売れ始めるのが一般的だが、今年は出足が1カ月以上早い。欠品が続き、品薄状態になっている」と指摘。また、父の日の贈り物として、定番のネクタイやポロシャツよりも日傘を選ぶ客が目立ったといい、「ニーズに応えられるよう、昨年の1・5倍ほどの商品をそろえたい」と意気込む。


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