『植物の不思議な生き方』(苅込賴秀著)

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 植物をこよなく愛している苅込賴秀氏の文章に一気にのみ込まれる。目を細めて植物を説明している姿を思い出す。

 この本は“千葉の自然に親しむ会”の会報に載せた72種の植物をあたらめて編み、25周年記念企画として出版された。

 植物の生き方の生態的な面や短歌などをちりばめ、適切なイラストで分かりやすく述べている。

 例えばノアザミでは、「若い花を先のとがった葉又は指でそっと触れると、10秒~1分ほどして先端から、白い花粉がわき出てきます」と観察の楽しみを教えてくれる。その他ウラシマソウの性転換など興味深く、広くお勧めしたい。

 (和泉書房・1620円)。問い合わせは千葉の自然に親しむ会(電話・ファクス043-1278-4048)。

 (川名興)