2024年4月18日 17:22 | 有料記事

玉田さんとパル。パルのうれしそうな表情が印象的=市川市
市川市中山の玉田愛子さん(58)の愛犬「パル」は、3月に20歳になった雄のトイプードル。人間なら100歳ともいわれる高齢犬だ。その年になると、歩行できなくなり、寝たきりになる犬も少なくないのに、大きな耳を覆う毛を天使の羽根のようになびかせ、今日も散歩道を歩いている。年齢による衰えも出てきたが、元気な「ワンちゃん」なのである。
「あら、かわいいね」。玉田さんがパルを連れて散歩に出ると、犬好きが駆け寄り声をかける。生来のかわいさと人なつこさが周囲を引きつける。
玉田家に来たのは2004年5月、生後2カ月の時だった。苦しい手術を受けた10歳の長女のため「犬を飼おう」と自宅のある千葉市内のペットショップを訪ね、パルに出合った。
「素直で元気はつらつ。公園に行くと、そこにいる犬1匹ずつにあいさつに行くような子だった ・・・
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