2020年7月6日 16:56 | 無料公開

銚子警察署
飼い犬を逃がし、かみつかれた近所の女性にけがを負わせたなどとして、銚子署は6日、県動物愛護条例違反や過失傷害の疑いで、銚子市に住む無職の男性(53)を地検八日市場支部に書類送検した。
書類送検容疑は5月15日午前6時半ごろ、鎖などでつながずに自宅で飼育していた闘犬用の犬種「アメリカン・ピット・ブル・テリア」の雄1匹(体長約1メートル)を逃がし、同11時半ごろ、腕や腹をかまれた近所の無職の女性(67)に全治約40日のけがを負わせた疑い。女性が抱いていた雄のトイプードルもかみつかれて死んだ。
男性は昨年6月ごろから逃げた犬を所有し飼育していたが、狂犬病の予防接種を受けさせなかった狂犬病予防法違反の疑いも持たれている。
同署によると、男性は普段から自宅で、逃げた犬を放し飼いにしていた。男性が外出しようとして、自宅玄関のドアを開けたところ、犬が逃げ出した。男性は容疑を認め「申し訳ないことをした」と話しているという。