ちばの選挙

無投票で鈴木氏再選 「ひとづくり」重点に 野田市長選

野田市長選で、妻の幸子さんと当選祝いの花束を掲げる鈴木氏(左)=21日午後5時5分、野田市
野田市長選で、妻の幸子さんと当選祝いの花束を掲げる鈴木氏(左)=21日午後5時5分、野田市

 21日告示された野田市長選は、無所属で現職の鈴木有氏(63)が無投票で再選を決めた。鈴木氏は選挙事務所で支持者を前に「市民すべてが、私が掲げる『元気で明るい家庭を築ける野田市』を目指し、一緒の方向に進んでもらえればありがたい」と決意を新たにした。

 午前9時すぎ、事務所前で出陣式に臨んだ鈴木氏は「新型コロナウイルス対策は見えない敵との闘い。議会や市民から意見をもらい施策を展開している」と児童虐待や防災への対応と併せ実績を強調した。

 自民党の斎藤健、公明党千葉県本部代表の富田茂之両衆院議員が応援に駆け付けた。マイクを握った登壇者はいずれもエールを短くまとめ、新型コロナウイルス感染防止のため静かな選挙戦のスタートとなった。

 立候補の受け付けが終わった午後5時すぎ、支持者が詰め掛けた事務所で鈴木氏は、無投票の結果を「なぜ他の候補者が出なかったのかをしっかり考えないといけない」と振り返った。

 市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月、自宅で死亡した虐待事件について「二度と起こしてはならない。月日が流れると忘れがちになるが、市職員は事件後、全庁挙げて一生懸命に対応している」と強調。国や県との関係については「新型コロナ対策でもパイプがなくては思うようにいかない」と訴えた。

 報道陣の取材に応じた鈴木氏は「まちづくりはひとづくりだと思う。将来を担う子どもたちに市内に住み続けてもらうため、教育に力を入れてきた。2期目も公園や広場整備など、ひとづくりにつながるスポーツ振興を重点に取り組む」と意欲を示した。

 鈴木氏は市議6期目途中で2016年の市長選に出馬。新人4人の激戦を制し初当選した。


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