ちばの選挙

選管、無効求める異議棄却 市川市長選 4月22日再選挙も決定

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 2017年11月に行われ再選挙となった市川市長選の無効を求める異議申し出について、同市選挙管理委員会(佐々木和夫委員長)は20日、異議を棄却する決定書を告示した。1月の全票数え直しで大きな変更がなかったことから選挙結果は有効と判断した。併せて、決定書に対する新たな異議申し出がなければ、再選挙の日程を4月15日告示、22日投開票とすると発表した。

 異議申し出は2017年11月26日の市長選と市議補選の無効を求める内容で、元市議の石崎英幸氏、杏林大学名誉教授の武内成氏が「開票経過に不可解な点がある」などの理由で提出していた。

 決定書によると、(1)1月29日の全票数え直しで5票が増減したものの、選挙結果に影響を及ぼすほどの変更はなかったこと(2)開票に従事した市職員への聞き取り調査で開票作業に重大な問題があったとは認められなかったこと-などを踏まえ、両選挙の結果を有効と判断。今月19日の臨時委員会で異議の棄却を決めた。

 一方、開票作業の一部が参観席から見えない場所で行われていたことなどが異議申し出につながった側面もあるとして、市選管は参観席から見える場所ですべての作業を行うことや、開票作業をビデオカメラで記録することなど、6点の改善策を決定書に加えた。

 会見で佐々木委員長は「異議は棄却としたが、開票作業の中で誤解を招く点があったので改善策を盛り込んだ。ご納得いただいて次のステップに進みたい」と述べた。市選管は19日に申し出人2人に決定書を手渡し、20日付で告示。2人は決定書を精査した上で今後の対応を判断する考えという。

 決定書と併せて、市選管は4月15日告示、22日投開票とする市長選の再選挙日程を決定。3月13日までに申し出人2人や他の有権者から決定書に対する異議が出なければ同日程で行われるが、異議が出た場合はさらに先延ばしになる。市議補選は異議がなければ昨年11月時点の当落が確定する。

 異議を申し出ていた2人は、それぞれ「決定書をじっくり読んで判断する」「有識者らにも意見を聞いて判断する」としている。