2009年11月30日 10:50 | 無料公開
市川市長選開票結果 | =選管確定= | |||
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当 | 大久保博 | 60 | 無新 | 38620 |
小泉文人 | 36 | 無新 | 35132 | |
高橋亮平 | 33 | 無新 | 34739 | |
一条 強 | 36 | 無新 | 1579 |
任期満了に伴う市川市長選は29日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人でケーブルテレビ元社長の大久保博氏(60)が他の3新人を振り切り初当選を飾った。投票率は29・96%で、前回の24・64%を上回った。当日有権者数は37万5532人(男19万2927人、女18万2605人)。
同市長選は現職が引退し、いずれも無所属新人の4人が争った。民主党、自民党とも自主投票になったが、民主党は千葉5、6区総支部が別々の陣営を応援。自民党系も支援陣営が割れて、有権者に分かりづらい複雑な“分裂選挙”になった中で、事実上3人の大混戦が終盤まで続いた。
大久保氏は民主党の5区総支部や千葉光行市長、市長与党系の市議らが全面的にバックアップ。支援団体を回って手堅く組織票をまとめるとともに、出産・子育て世代への支援充実などを打ち出し、他候補の追撃をかわした。
同市八幡の選挙事務所に姿を見せた大久保氏は「私は無名で年齢もいっていたが、きょうの勝利は支えてくれた全員でつかんだ」と笑顔で話した。
元県議の小泉文人氏(36)はミニ集会を重ね地道に支持拡大を図った。自民党の元代議士や県議らの応援も得たが、あと一歩届かなかった。元市議の高橋亮平氏(33)=みんなの党、市民ネット市川推薦=はしがらみのなさをアピール。各党議員からの支援も取り付けたが、全市的な広がりにはならなかった。