ちばの選挙

茂原市長に田中氏 竹本氏を破り初当選

  • LINEで送る

 任期満了に伴う茂原市長選は二十七日投票が行われ、即日開票の結果、現職県議からの転身を目指した田中豊彦氏(56)=自民、公明、民主、連合千葉推薦=が三度目挑戦の元市議会副議長、竹本正明氏(63)を大差で破り初当選を果たした。投票率は48・60%で、前回の48・39%を0・21ポイント上回った。

 同市長選では、五期二十年にわたる石井常雄市長(79)の引退表明を受け、八百億円を上回る財政赤字や医療過疎問題、二度の長生郡市合併の破たん、中心商店街の衰退など山積する問題の解消が争点となった。

 田中氏は県政二期五年の実績を前面に「あたらしい茂原市を、始めよう!」をキャッチフレーズに、市政の刷新を掲げ立候補。

 当初、後援会では選挙戦の「出遅れ」を不安視していたが三党、一団体の推薦を受けたほか、ほとんどの市議や経済界、各種団体が支援に回るなど支持基盤を確立し、最後まで安定した戦いを続けた。

 特に、医療過疎の地域にあって「民間病院を取り込んだ救急救命医療の改善」への強い意志。地元経済界のバックアップを受け「負の資産を取り除き財政難を立て直したい」など、積極的な市政運営への訴えが市民に受け入れられた。

 同市高師町にある選挙事務所には早くから支持者らが駆けつけ、当選確実の知らせと同時に歓声が巻き起こり万歳三唱。田中氏と手を取り合い、喜びを分かち合った。

 一方、三度目で「最後の戦い」を挑んだ竹本氏は、子育てや教育支援の充実、長生病院の医療の立て直し、財政再建と行政改革の推進など「市民の幸せを第一に」と幅広い層に訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者は七万六千四百六十五人(男三万七千五百七十人、女三万八千八百九十五人)。

茂原市長選開票結果 =選管確定=
田中豊彦

56

無新 23096
  竹本正明 63 無新 13541