新企画【ちば特(千葉日報特報部)】「隕石」本体どこにある? 習志野などで発見相次ぐ 捜索のコツは

船橋市で発見された隕石(第一発見者・加藤洋介さん提供)
船橋市で発見された隕石(第一発見者・加藤洋介さん提供)
サハラ砂漠で見付かった隕石を紹介しながら研究の意義などを語る阿部新助さん=船橋市の日本大学理工学部船橋キャンパス
サハラ砂漠で見付かった隕石を紹介しながら研究の意義などを語る阿部新助さん=船橋市の日本大学理工学部船橋キャンパス
隕石の落下可能性地域(SonotaCo Network提供)
隕石の落下可能性地域(SonotaCo Network提供)

 千葉県を舞台にした突然の天体ショーに日本中が騒然となった。関東上空に今年7月、流れ星の中でも特に明るい「火球」が出現。その燃え残りとみられる破片が習志野、船橋市で相次いで発見された。専門家は「今後、もっと大きい『本体』が見つかるかもしれない」と期待する。

 取材リクエストなども受け付ける新企画「ちば特(千葉日報特報部)」初回の今回は、天文学者である日大理工学部准教授の阿部新助さん(50)に今回の隕石(いんせき)発見の意義や、再び発見される可能性について話を聞いた。(「ちば特」取材班 田村理)

 7月2日未明、明るい光が関東上空に出現した。同月4日までに習志野市のマンション敷地内で複数の破片が見つかり、約1キロ離れた船橋市のアパート屋根と駐車場でもその後、別の破片が発見された。国立科学博物館は破片を隕石と断定し、「習志野隕石」の名前で国際隕石学会に登録申請することにした。国内で隕石落下を確認 ・・・

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