
茂原市は、圏央道のインターチェンジ(IC)周辺で整備を検討することにしていた「道の駅」の基本構想案をまとめた。茂原北IC周辺を候補地とし、2030年度の開業を目指している。19日から1カ月間、パブリックコメント(意見募集)を行った上で正式に決定し、より具体的な内容の基本計画を26年度に策定する方針。
市は、圏央道の開通や成田空港の機能強化による経済効果を取り込むため、圏央道IC周辺での道の駅整備を検討。市民アンケートや企業への聞き取り調査などを踏まえ、基本的な方向性を示す構想案をまとめた。
同案では、東京湾アクアラインや圏央道を用いたアクセス性などを考慮し、メインターゲットを観光客(都市部のファミリー層)、サブターゲットを市民に設定。施設のコンセプトを「日常から少しだけぜいたく空間へ “ハレ”のえき もばら」とした。
地域産品販売施設とレストラン・カフェを設け、その間にイベントなどが催せる大屋根空間を整備することを想定している。コンセプトや施設の内容、配置は事業者からの意見を踏まえさらに検討するという。
建設候補地は、市内にある圏央道の三つのICを比較検討した結果、茂原市街地へのルートや災害リスクなどを踏まえ、茂原北IC周辺とした。市によると、ICから2キロ圏内で、交通量が多い県道21号に近接することなどを条件に候補地を絞り込み、基本計画に盛り込む考え。
概算事業費は、建物の建築費として約26億6千万円、駐車場などの外構整備費として約9億円を想定する。このほかに用地取得費などが必要となる。
市は、3月18日まで意見募集を行い、基本構想を同月内に策定する方針。26年度に基本計画を作った後、27年度以降に用地取得や基本設計・実施設計などを行い、現時点では30年度の開業を見込んでいる。市は「外房のハブ(結節点)となるような交流拠点道の駅の整備に取り組む」としている。
(武内博志)





