上総国の一宮「玉前神社」 城山公園から町内一望 上総一ノ宮駅(JR外房線) 【駅から2kmのおもしろ散歩 千葉地理学会】

城山からの眺望
城山からの眺望

 外房線の上総一ノ宮駅は1897(明治30)年4月に房総鉄道の終点駅として開業しました。外房線はその後、大原、勝浦、安房鴨川に延伸されました。現在は外房線快速始発駅であるとともに、内房線の木更津まで2両編成の直通ワンマンカーが運転されるなど、重要な駅となっています。

 駅からは海は見えませんが、東へ2・5キロほど行くと九十九里浜に到達できます。「緑と海と太陽の町」がキャッチフレーズの一宮町では、駅の東側には九十九里平野の南端部に水田が広がり、温室やビニールハウスの施設園芸に加え、役場をはじめ、住宅地も点在しています。市街地である町の中心部は駅の西側を南北に走る国道128号線沿いに商店街が形成され、郵便局や金融機関もあります。

 この市街地を通り、西に500メートル、徒歩数分ほどで上総国の一宮である玉前(たまさき)神社に着きます ・・・

【残り 916文字、写真 3 枚】



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一宮町