戦中の八街に迫る 時速600キロの偵察機など重要拠点、飛行場紹介 市郷土資料館で企画展 【戦後80年ちば】

八街市郷土資料館で開かれている企画展「戦争と八街」。手前にあるのが木製の予備タンク=八街市
八街市郷土資料館で開かれている企画展「戦争と八街」。手前にあるのが木製の予備タンク=八街市
百式司令部偵察機や兵士らの写真も展示されている
百式司令部偵察機や兵士らの写真も展示されている

 戦後80年の節目に合わせ、戦時中の八街市内の様子を紹介する企画展「戦争と八街」が同市の市郷土資料館で開かれている。陸軍の八街飛行場が置かれ、当時最新鋭の偵察機が配備されるなど首都防衛の重要な拠点の一つだった八街。実物資料や米軍文書、写真を通じて、地域に残る戦争の痕跡を伝える。12月21日まで。

(佐藤楓)

 現在の朝日区から富里市四区にまたがるように置かれていた「下志津陸軍飛行学校八街分教所(八街飛行場)」。1941年に八街に開設された同飛行場は、時速600キロでの飛行が可能な偵察機「百式司令部偵察機」が配備され、空中偵 ・・・

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