2025年11月6日 05:00 | 有料記事

店内には色鮮やかなフルーツがずらり=市原市

品質の良い食べ頃のフルーツがスイーツに。手頃な価格で楽しめる
間もなく創業100年という老舗を切り盛りする4代目の高澤恵大(けいた)さん(28)はパワフルなアイデアマン。人をつなぎ、街に元気を-と積極的だ。
「大森屋」は曽祖父が東京で創業した屋号。ある世代にはなじみ深い、いわゆる「まちの八百屋さん」。五井駅周辺にも数軒あったがほとんど姿を消した。
店内に入るとまずカラフルなフルーツに目を奪われる。品質の高さが分かる。贈答中心に日常買いの需要も。「良いものを手の届く価格で」がモットーで、早朝から市場で品定め。信頼する顧客に支えられ、小売、卸売の売り上げはおよそ半々。「店に来られるお客さまを大切に」。代々変わらない。
小学生でサッカーを始めて選手を夢見た。千葉南高時代は語学習得込みで1年生でアメリカ、3年生でカナダに留学。1年間滞在したカナダではローカルクラブのユー ・・・
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