2025年10月29日 05:00 | 無料公開

シロマダラを発見した江口咲良さん=23日、山武市

幻のヘビとも呼ばれるシロマダラ
夜行性で報告件数が少ないことから“幻のヘビ”とも呼ばれるシロマダラが山武市森の路上で見つかった。発見したのは近くに住む小学4年、江口咲良さん(10)とその両親。咲良さんは「ヘビは苦手だけど幻のヘビだから捕まえられて良かった」と目を細めた。
19日午後8時45分ごろ、3人で自宅付近を散歩中に道路上にいるシロマダラを発見。咲良さんは「最初はひもかと思った」と話し、父の和也さんから珍しいヘビだと聞いて捕まえることにしたという。網を使って捕獲し、現在はケースで飼育している。
シロマダラは県内全域に生息している小型のヘビ。灰色がかった地色に特徴的な黒褐色のまだら模様が胴体から尾にかけてある。県レッドデータブックでは「個体数がかなり少ない」などのBランクに該当する。毒は持っていないという。
和也さんは「珍しいヘビだからひと冬だけでも我が家で過ごしてもらえたら」と話している。
(増淵あかり)





