大山寺不動堂、国重文に 鴨川で建造物初保存・活用へ 宮殿存置の再建希少

大山寺不動堂の外観(鴨川市教委提供)
大山寺不動堂の外観(鴨川市教委提供)
大山寺宮殿(鴨川市教委提供)
大山寺宮殿(鴨川市教委提供)

 国の文化審議会は24日、鴨川市平塚の「大山寺不動堂、宮殿(くうでん)」を国の重要文化財(建造物)に指定することを松本洋平文部科学相に答申した。正式に指定されれば同市内の建造物では初めてで、国指定文化財は特別天然記念物「鯛の浦タイ生息地」、天然記念物「清澄の大スギ」に続く市内3件目。市教育委員会は今後、保存と活用について地域計画に基づいて取り組む方針だ。

(島津太彦)

 大山寺不動堂は長狭平野最西端の高蔵山の山頂近くにあり、明治時代以前まで天台宗の修験道の寺院として栄え、現在は真言宗に属する。

 現存する不動 ・・・

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