2025年9月30日 05:00 | 無料公開

航空科学博物館の屋上から見える成田空港への着陸機=9月
成田空港近くにある芝山町の航空科学博物館で、10月1日から屋上の一般開放が始まる。同空港のA滑走路を離着陸する航空機を間近に眺めたり、撮影したりすることができる。
屋上からは滑走路のほか、国内外から集まった複数種類の航空機が行き来する駐機場や格納庫など広い空港敷地を見渡せる。これまで展望エリアとして最も高かった同館5階と異なり、遮る窓がないのも魅力だという。
屋上利用の需要を見極めるため、しばらくの間は開館する午前10時から整理券を配布して入場制限を行う。雨天や強風時には開放を中止する。傘やドローン、三脚の使用に加え、商業撮影やライブ配信は禁止。安全対策の観点からモニタリングカメラが設置されている。その他、注意事項は同館ホームページに掲載。
屋上の開放は、1日から入館料を100~200円上げる価格改定に伴う展示内容の充実の一環。担当者は「来館者がより楽しめる展示を提供していきたい」と話した。
(渡辺翔太)