グリーンランドで議会選 対米姿勢が争点

11日、グリーンランド議会選で、中心都市ヌークの投票所の外に集まった人たち(AP=共同)

 【ヌーク(グリーンランド)共同】トランプ米大統領が取得を目指すデンマーク自治領グリーンランドで11日、議会(定数31)選挙が実施された。取得案に賛成する党はないが、対米姿勢が争点。連立与党の2党はトランプ氏への警戒感をあらわにし、最大野党は防衛面などでの対米関係強化を訴えた。

 即日開票され11日深夜から12日未明(日本時間12日午前から昼ごろ)に大勢判明の見通し。200人以上が立候補した。

 欧州メディアによると、エーエデ自治政府首相率いるイヌイット・アタカチギット党と、同党と連立政権を組むシウムート党が最多議席を争う。親米の最大野党ナレラック党は後れを取るが、議席数を伸ばす勢いだ。

 エーエデ氏とシウムート党党首のジェンセン副首相はトランプ政権との関係構築を拒否はしないものの、トランプ氏に対し「敬意が足りない」と不信感を抱く。一方、ナレラック党のブロバーグ党首は防衛に関する米国との新たな合意も視野に、島を巡る安全保障の強化を狙うトランプ氏との対話に意欲を示す。

 もう一つの争点はデンマークからの独立への道のりだ。


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