ノーベル賞、モンタニエ氏死去 仏ウイルス学者、HIVを発見

2002年7月、スペイン・バルセロナで取材に応じるリュック・モンタニエ氏(AP=共同)

 リュック・モンタニエ氏(フランスのウイルス学者)フランスのメディアによると8日、パリ近郊の病院で死去、89歳。死因は不明。エイズウイルス(HIV)の発見でフランソワーズ・バレシヌシ氏らと08年のノーベル医学生理学賞を受賞した。

 32年生まれ。パリ大で博士号。パスツール研究所で勤務していた83年、バレシヌシ氏らとHIVを患者から分離した。ノーベル賞受賞後は科学的に通用しない理論や根拠のないワクチン反対論を唱え、学界での権威を失った。新型コロナウイルスについても誤った発言をした。(パリ共同)


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