木下都議の運転免許取り消し決定 選挙期間中に無免許当て逃げ

木下富美子都議=9日午後、東京都議会

 東京都公安委員会は12日、都議選の期間中だった7月に無免許運転で当て逃げ事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反の疑いで書類送検された木下富美子都議(55)について、運転免許を取り消す行政処分を決定した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、取り消し理由は「違反の累積」。処分決定に先立ち、本人か代理人から意見を聞く場が設けられるが、いずれも出席しなかった。

 事故発覚後は体調不良を理由に都議会の本会議や委員会を欠席しており、議会から2度の辞職勧告決議を受けた。今月9日、再選後初めて登庁し辞職しない意向を示した。


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