他船にレーザー照射疑い 海保、香川の漁船船長を書類送検

 香川県丸亀市手島沖を航行中のタンカーにレーザーを照射して船長の目をくらませ、操船業務を妨害したとして、水島海上保安部(岡山県倉敷市)は25日、暴行と威力業務妨害の疑いで、照射した漁船の男性船長(47)=香川県宇多津町=を書類送検した。水島海保によると、他船へのレーザー照射を暴行容疑で立件するのは異例という。

 書類送検容疑は昨年8月21日夕、手島沖で網を設置して漁業をしていた際、岡山県備前市の海運会社が所有するケミカルタンカー(498トン)が網に接近したため、針路を変えさせようとタンカーに高出力レーザーポインターで光線を4回ほど照射。業務を妨害した疑い。


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