中高年ひきこもり「相談したい」 半数が回答、親亡き後に困窮

内閣府

 中高年のひきこもりが推計約61万人に上るとした内閣府の調査で、「関係機関に相談したい」と回答した人は約半数に上ることが29日分かった。若年層(15〜39歳)より割合が高く、本人や家族が抱える問題の切実さがうかがえる。不安に思うこと(複数回答)は「家族に申し訳ない」「生きるのが苦しい」がいずれも48・9%で最多。

 ひきこもりの長期化、高年齢化に伴い、親の年金などに支えられていた本人が「親亡き後」に困窮する問題も指摘されている。

 調査は40〜64歳が対象。「関係機関に相談したい」と答えたのは46・8%で、若年層対象の2015年調査の32・7%を上回った。


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