志願の先発 悔いはなし 第94回(12年)、第95回(13年)選手権出場 木更津総合 千葉貴央(桐蔭横浜大) 【千葉高校野球ドキュメント100】(25)

 激痛が走り、歯を食いしばる。満身創痍(そうい)でも、投げたかった。高校球児の誰もが夢見る甲子園で-。2013年。木更津総合は2年生右腕の千葉貴央が準決勝、決勝と計320球を投げ切り、初の千葉大会連覇を達成した。甲子園でも先発を続けるが、肩肘に故障を抱えた状態。限界を迎えた2回戦。山なりの6球を投じ交代となり、最後の甲子園登板となった。あれから5年。千葉は大学でも白球を追い、完全復活を目指している。「あの連投は僕の志願。自分の決断も、監督さんの決断も絶対に間違ってはいない」(敬称略)

 僕は1年夏に甲子園のマウンドに立つことができた。球場は緑一色で、独特な生暖かい風が吹くあの感じは一生忘 ・・・

【残り 2661文字、写真 1 枚】



  • LINEで送る