コロナ禍の船出、活躍祝う 千葉県内で入社・入庁式 成田空港や千葉市

入社式で決意表明する新入社員ら=1日、NAA本社
入社式で決意表明する新入社員ら=1日、NAA本社
新規職員を代表して宣誓の言葉を述べる高星さん(右)=1日、千葉市役所
新規職員を代表して宣誓の言葉を述べる高星さん(右)=1日、千葉市役所

 新年度が始まった1日、千葉県内の企業、官公庁で若者たちが社会人としてのスタートを切った。新型コロナウイルスの影響で今年も式典を中止、縮小するケースがある一方、新しい様式を工夫し門出を祝う企業も。先行きへの不安を抱えながら、新人たちは活躍を誓った。

◆成田空港 苦境克服「誠心誠意」

 成田国際空港会社(NAA)は空港内の本社で入社式。同社によると、新入社員は事務系9人と技術系10人の計19人。例年20~30人程度採用するが、経営状況を考慮して抑制。中途採用も見送った。

 入社式では、黒色スーツにマスク姿の新入社員が間隔を開けて着席。例年20人ほどの役員も出席するが、社長ら4人にとどめた。辞令交付も代表者1人のみ。20分間で終了した。

 コロナ感染拡大で苦境まっただ中の空港・航空業界だが、田村明比古社長は「世の中が大変な状況にある時にこそ、空港をしっかりと機能させるという極めて重要な仕事に携わっている」と訓示した。

 新入社員代表としてあいさつした藤村舞輝さん(24)は「一刻も早い収束や空港の発展のために、一年目を迎える私たちにできることに誠心誠意取り組む」と決意を語った。

 NAAによると、2月の成田空港の旅客数は約15万人で前年同月の約286万人から95%減少。新型コロナの確認から1年以上経過したが、依然として厳しい状況が続いている。

◆千葉市234人辞令交付 神谷市長「改革へ挑戦を」

 千葉市は1日、市役所で新規採用職員の発令式を開き、234人に辞令を交付した。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2年ぶりの開催。3月の選挙で初当選した神谷俊一市長が「入庁しホッとしていると思うが、ここがスタート。コロナ禍で社会はどんどん変化していく。現状に常に疑問を持って、改革や改善にチャレンジしてもらいたい」と緊張した面持ちのフレッシュマンたちを激励した。

 今年は発令式を2回に分け、職員同士の間隔も空けるなど感染対策を施した上で開催した。

 代表で辞令の交付を受けた室井望さん(22)は中央区地域振興課に配属。故郷の千葉市に貢献しようと市役所を志望した。「その地域にしかない魅力を発信したい。発令式に参加して市職員としての自覚が湧いた」と気持ちを新たにした。

 花見川区保健福祉センターこども家庭課に配属された高星さゆりさん(22)は「市民のために職務を全うする」と市長の前で宣誓。式後、「多様性が進む中で、誰もが住みやすいまちをつくりたい」と力強く抱負を語った。


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