引き際スパッと“森田流” 看板政策実現に菅氏の力 続投断り「自民に期待」 森田知事4選不出馬

 盟友、菅義偉首相のイメージ通り「スパッとした引き際」だったろう。森田健作千葉県知事が12日に「知事は3期まで。今ここで終止符を打つべきと決めた」と退任を表明した。県政界に「森田氏近く退任表明」の情報が伝わったわずか2日後、すっきりした表情で「公約はほぼ実現し及第点。未練はない」と言い切った。国会議員時代に培った菅氏ら中央政界とのパイプをフル活用し看板政策「アクアライン800円化」を実現。その舞台裏を明かし、次の知事候補には「県に必要だと、命を懸ける政策を出して」と求めた。

 森田知事の“1丁目1番地”の政策は東京湾アクアライン通行料800円化。2009年の初当選直後に当時の麻生太郎首相や菅衆院議員を訪ねて迫った。

 「800円にしてくれなければ、千葉県はアクアラインなんていらない。ぶっ壊してくれ」

 独特の物言いの“森田節”。要求を受け入れた麻生首相が後に「森田にだまされたみたいだ」と振り返ったという。

 観光振興、経済活性化に威力を発揮した政策。「木更津に33年ぶりに新しい小学校が誕生し、渋滞中の交通標示はうれしかった」

 今期限りの退任を最初に伝えたのも菅氏。首相就任翌日に伝えると「私の性格を知っている菅総理から『森田さんらしくスパッとやれよ』と言われた」。

◆災害対応は反省

 退任表明会見で「3期12年で大変だったこと」を問われると、10秒以 ・・・

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