千葉県は外出自粛・休業要請を維持 森田知事「緩みが出ては元も子もなくなる」 【新型コロナ】

千葉県の外出自粛や休業要請は維持すると話した森田知事=14日、県庁
千葉県の外出自粛や休業要請は維持すると話した森田知事=14日、県庁

 政府が14日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を39県で解除した一方、千葉県や東京など8都道府県で維持し、森田健作知事は同日、県内での外出自粛・休業要請を緩和しないと表明した。「ここで緩みが出ては元も子もなくなる」と強調し、感染者の確実な抑制が最優先だと県民に理解を求めた。感染者の推移や国が示した宣言解除基準、隣接する都の対応を見極め、緩和が可能かを改めて来週中に判断する方針。医療を維持するため、患者の入院先に1人50万円の協力金(国交付金が原資)を支給する。

 森田知事は14日の記者会見で、県内の新規感染者が4月26日以降連続して10人未満となり、13日現在の累計感染者888人のうち約64%の570人が治癒している状況も説明。県民や事業者、医療関係者の努力の成果が出ているとした上で「ここで緩和や解除を言うと緩みが出てしまう。油断せず、しっかりとゼロに向かって頑張る。今しばらく気を緩めることなく、外出の自粛などをお願いしたい」と県民に呼び掛けた。

 大型連休中の自粛効果を見極めるにも連休明けから2週間程度(今月21日前後まで)が必要とし、来週の感染状況や国の基準を踏まえ、新たな対応方針を来週中に決めると説明した。休業要請や自粛要請の緩和の検討に当たっては、客らの県内流入を回避するため、感染者が依然として多い東京都の対応も参考にする。

 緊急事態宣言が続く他の都府県では、独自の緩和基準の設定・明示も相次いでいるが、本県では時期尚早として先送りした格好だ。

 県内では現状、確保済み病床が約450、無症状・軽症者用のホテルは約670室。PCR検査は1日の最大能力が約670件。森田知事はこうした態勢の強化を、感染再拡大にも備えて急ぐと説明した。マスク着用に伴う熱中症リスクを抑えるため、十分な水分補給も県民に呼び掛けた。


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