「市民に根付く施設に」 市動物公園、鏑木新園長 千葉市人事 辞令交付

熊谷市長(左)から辞令を渡される鏑木新園長=1日、千葉市役所
熊谷市長(左)から辞令を渡される鏑木新園長=1日、千葉市役所

 熊谷俊人市長は1日、初の公募で選ばれた千葉市動物公園の鏑木一誠園長(56)や6年ぶりの女性局長となる総務省出身の川口真友美総合政策局長(40)に辞令を交付した。市長部局と消防・病院局を合わせた平成最後の新規採用職員272人も入庁。“新人たち”が一歩を踏み出した。

 鏑木新園長は東芝元部長でパソコン事業会社「Dynabook」執行役員からの“転職”。緊張した面持ちで辞令を受け取り「責任の重さを改めて痛感している。思い切ってやる決意を新たにした。一過性の盛り上がりに期待せず、市民生活に根付いた動物公園に発展させていきたい」と抱負を話した。

 市川市出身で、1994年に花見川区に転居。市動物公園には10回程度、子どもたちや両親と訪れたことがあるという。「綱渡りをするフクロテナガザルを見て子どもたちが喜んでいた。その姿を見てほのぼのしていた」と振り返った。

 85年の東芝入社後、当時はまだ黎明(れいめい)期にあったパソコン事業の販売部門を担当。販売網の構築や事業企画の立案などに携わってきた。「学生時代から地域活動に興味があった。今こそ、民間での経験を地域の活性化に生かせる」と市の園長公募に応募した。

 辞令交付式で、熊谷市長は「市民により愛される動物公園に向けて、リーダーシップを期待している」とエール。入園者の減少傾向に歯止めをかけ、増加に転じることができるか、その手腕が注目されている。

 「特効薬はない。今持つ能力を最大限に発揮するとともに、時代に即した情報発信力を高めるところから始める」と新園長。「学びの場、癒やしの場、憩いの場、感動と驚きの場として市民に親しんでもらえる動物公園」を理想の姿に挙げた。


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