【速報】千葉県内初の「市中感染」 オミクロン株 20代女性2人陽性 県、病床確保計画フェーズ引き上げ

千葉県庁
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 千葉県は1日、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」に県内在住の20代女性2人の新たな感染が確認されたと発表した。2人は居住地域や行動履歴に関連性がない上、海外滞在歴もなく、感染経路不明で県内初の「市中感染」とみている。いずれも軽症で、県内医療機関に入院している。オミクロン株の市中感染とみられる感染確認を受け、県は病床確保計画を現在の「フェーズ1」から「フェーズ2」に引き上げると発表した。

 会見した県疾病対策課によると、2人はそれぞれ別の保健所管内の感染者。いずれもコロナ陽性判明前に仕事や会食のため県外に出掛けていた。濃厚接触者として県内外の計10人が特定され、うち県内在住の2人は陰性が判明。県外の8人は、それぞれの自治体へ検査依頼などを進めている。

 1人は12月26日にのどの痛み、同28日には発熱等があり医療機関を受診。同日にコロナ陽性、同31日にオミクロン株陽性が判明した。ワクチンは2回接種済みだった。

 もう1人は同28日にのどの痛みがあり、翌29日に発熱等を訴えるなど症状が悪化。同日の検査でコロナ陽性、同31日にオミクロン株陽性が分かった。ワクチン接種歴はなかったという。

 同課担当者は「2人はオミクロン株陽性者との接触が確認できていない」などとし、市中感染疑いの事例とした。

 熊谷俊人知事は「オミクロン株は非常に速い速度で感染拡大が生じる恐れがあり予断を許さない状況。引き続き基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたい」とのコメントを出した。

 県内でのオミクロン株感染を巡っては、県外在住30代女性、県内在住60代男性、同50代男性の計3人の感染が確認されているが、いずれも県は「市中感染ではない」としていた。

 県が健康観察を担う濃厚接触者は、12月31日時点で約820人に上っている。

 県内の複数保健所管内で市中感染とみられるオミクロン株感染者が確認されたことを受け、県は病床確保計画を現在の「フェーズ1」から、県全域で「2」に引き上げると発表。確保病床は現在の946床から518床増の1464床となる。各医療機関へは18日までに体制を整備するよう要請する。


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