被告逃走33年ぶり初公判 「体調悪かった」 酒酔いで事故 千葉地裁

 1978年に無免許で酒酔い運転をして男女5人に重軽傷を負わせたとして、業務上過失傷害と道交法違反の罪に問われた千葉市美浜区幸町2、無職、青柳秀二被告(78)の初公判が14日、千葉地裁(丹羽敏彦裁判長)であった。青柳被告は79年に在宅起訴されたが裁判所に姿を現さず、33年間にわたり所在不明に。“逃走中”も無免許運転を繰り返していたといい、検察側は「常習性があり罪を免れようとする態度も顕著」として懲役3年を求刑した。判決は来月9日。

 裁判官らに逃走を続けてきた理由を聞かれた青柳被告は「肝硬変を患うなど体の調子が悪く、刑務所に入ったら死んでしまうと思った」と供述。起訴内容については「間違いありません」と認めた。

 出廷を勧める妻の説得にも「余計なことだ」と反発。その後も無免許運転をしていたという。事故後に生まれた孫娘は逃走の事実すら知らなかったが、今年に入り居場所が判明し身柄を拘束された。

 弁護側は「(逃走中に)時々は家に戻り、孫の結婚式にも姿を見せた」と説明。「被害者に見舞金を提示するなど反省し、家族が今後の監督を誓約している」と刑の減軽を求めた。


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