「千葉県の火」つなぎ東京へ 無観客でパラ聖火フェス【2020東京パラ】

聖火をつなぎ、笑顔で手を振る参加者たち=18日、千葉市中央区の千葉ポートタワー前広場
聖火をつなぎ、笑顔で手を振る参加者たち=18日、千葉市中央区の千葉ポートタワー前広場
各自治体で起こした火を集火台に点火する参加者ら=18日、市原市
各自治体で起こした火を集火台に点火する参加者ら=18日、市原市
千葉市の鈴木達也副市長が集火台に点火し「千葉県の火」が完成した=18日、市原市
千葉市の鈴木達也副市長が集火台に点火し「千葉県の火」が完成した=18日、市原市

 東京パラリンピックの聖火リレー代替イベント「千葉県聖火フェスティバル」が18日、千葉市などで開かれた。県内各地で採火された火を一つにまとめた「千葉県の火」を、ランナー130人が「トーチキス」でつなぎ聖火皿に点火。ロンドンパラリンピックなどの車いすマラソンに出場した花岡伸和さん(45)が「千葉県54市町村から集まったこの大切な火を開催地東京に届けます」と宣言して、聖火を東京に送り出した。

 当初は同市内5区間の公道で聖火リレーを行う計画だったが、新型コロナの感染拡大に伴い中止。この日の代替イベントも無観客で行われた。

 県内各自治体は、国の特別史跡「加曽利貝塚」(同市若葉区)で縄文時代をイメージした衣服姿の小学生が火をおこしたり、昨年7月に観測された「習志野隕石(いんせき)」にちなんだりと工夫を凝らして採火。各地の火は同日昼、市原市で集火台にともされ千葉県の火が“誕生”した。

 千葉県の火は千葉市中央区の千葉ポートタワー前広場に移され、ランナーがトーチとトーチを近づけ炎をリレーするトーチキスを実施。ランナーでシドニーパラの銀メダリスト、高田晃一さん(54)は「パラにしか表現できないことは可能性と多様性。(選手が観客に)勇気を与えてくれたらうれしい」と話した。

 熊谷俊人知事はイベント後の取材に「多くの県民にパラリンピックを見てもらい、共生社会の実現に向けて何か心の中に火がともるような大会にしていきたい」と力を込めた。

 県内では同市美浜区の幕張メッセでゴールボールとシッティングバレーボール、テコンドー、車いすフェンシングが行われる。


  • LINEで送る