交通死59人ワースト3 飲酒事故も全国上位続く 千葉県内上半期

千葉県警本部
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 今年上半期(1~6月)の県内の交通事故死者数は59人(前年同期比2人増)で、全国ワースト3位だったことが28日までに、県警のまとめで分かった。飲酒運転が絡む人身事故は50件(同18件減)、死者は3人(同2人減)で、いずれも過去5年で最少だった。だが、千葉県は飲酒事故の発生件数が毎年、全国ワースト上位に位置し、6月28日には八街市で小学生5人が死傷するトラック事故が発生した。県警は飲酒運転の根絶に向け、「取り締まりを強化し、県民の意識を高める」としている。

 県警交通総務課によると、県内の飲酒運転が絡む人身事故件数は過去10年間、ワースト2~6位で推移。このうち死亡事故は2012、13年(いずれも17件)、15年(16件)、19年(13件)に全国最多に上った。

 今年上半期に発生した飲酒運転による人身事故は50件で、時間帯別では午後6~8時が9件、午後8~10時が16件と夜間が多かった。飲酒場所は飲食店と自宅が大部分を占め、運転目的の半数以上は飲食や買い物。飲酒してから事故を起こすまでの時間は「1時間以内」が全体の約半数を占めた。

 飲酒運転をしたドライバーの多くが「警察に見つからなければ良いと思った」「事故を起こさなければ大丈夫だと思った」などと弁明したという。

 同課の担当者は「飲酒運転が重大な犯罪だと認識していない人が多い」と指摘。「酒を飲んだら運転代行を使うなど別の手段を使ってほしい。引き続き飲酒運転の取り締まりを強化し、県民の意識を高めていきたい」と話した。

 今年の飲酒運転の摘発件数は6月末現在、酒気帯び運転で505件(同23件増)、酒酔い運転で81件(同60件増)、計586件に上り、過去5年で最多となっている。

 一方、交通事故死者59人のうち、65歳以上が36人と全体の約6割を占めた。依然として高齢者が被害に遭う事故が相次いでいる。歩行中の死者は全体の約4割の23人。同課は「(横断歩道の手前で停車する)ゼブラストップの取り締まりを行い、ドライバーに歩行者の安全確保を呼び掛けていく」としている。


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