木更津で観測史上最大348ミリ 千葉県内豪雨 土砂崩れ、交通に乱れも 地盤緩み「厳重警戒を」

土砂が崩れ道路が一部通行止めになった=3日午後、成田市
土砂が崩れ道路が一部通行止めになった=3日午後、成田市
崖崩れで通行止めになった館山自動車道の復旧作業=3日午後4時5分ごろ、木更津市
崖崩れで通行止めになった館山自動車道の復旧作業=3日午後4時5分ごろ、木更津市

 活発な梅雨前線の影響で千葉県内は3日、南部を中心に激しい雨が降り、木更津市では午後2時までの72時間雨量が観測史上最大の348ミリを記録した。土砂崩れや住宅の床上浸水が発生、交通にも影響が出た。きょう4日も断続的に雨が降るとみられ、銚子地方気象台は「地盤が緩んでいるため、引き続き土砂災害などに厳重に警戒を」と呼び掛けている。

 同気象台によると、3日午前11時ごろ、いすみ・安房地域で1時間に50ミリ以上の激しい雨を記録。同日午後2時までの24時間の雨量は木更津市で193・5ミリ、勝浦市で157・5ミリを観測した。

 県の午後6時時点のまとめでは、市原市で住宅2棟が床上浸水し、富津や九十九里など6市町で計13棟が床下浸水。土砂の流出などで14カ所で道路が全面通行止めになった。

 県は一時、土砂災害警戒情報を30市町に発令。5段階の警戒レベルのうち2番目に高く、避難が必要な「警戒レベル4」相当の情報で、各市町は計175カ所の避難所を開設した。君津市中島の小糸川と鴨川市貝渚の加茂川の観測地点では、氾濫危険水位を越えた。

 交通も乱れた。NEXCO東日本によると、館山自動車道、圏央道、東京湾アクアラインが一時通行止めに。館山自動車道では木更津市羽鳥野で崖崩れが起き、車線の一部に土砂が流出した。鉄道は内房、外房、成田、鹿島、久留里、総武本線などに運休と遅れが出た。

 同気象台によると、県内では4日朝から昼前にかけて、多いところで1時間に最大10ミリ程度の雨が予想される。担当者は「これまでの雨の影響で地盤が緩んでいるため、土砂災害の恐れがあり、河川の氾濫や住宅浸水にも警戒が必要」と注意を促している。

 この他、千葉市中央区栄町の葭川では3日午前0時ごろ、「友人が川に落ちて、流されて見失った」と男性から110番通報があった。千葉中央署などによると、20代男性が行方不明で、警察と消防が捜索している。


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