五輪聖火が千葉県内入り 公道走行中止で代替イベント 初日は山武で「トーチキス」

聖火リレーの代替イベントでトーチキスを行うランナーたち=1日午後3時20分ごろ、山武市の蓮沼海浜公園
聖火リレーの代替イベントでトーチキスを行うランナーたち=1日午後3時20分ごろ、山武市の蓮沼海浜公園
山武市の松下浩明市長(右)からトーチに火を灯される錦織孟徳さん
山武市の松下浩明市長(右)からトーチに火を灯される錦織孟徳さん

 東京五輪聖火リレーの代替イベントが1日、千葉県で3日間の日程で始まった。新型コロナウイルスの影響でリレー走行は中止となり、ランナーが一つの会場に集まって聖火をつなぐ「トーチキス」に変更。初日は山武市の蓮沼海浜公園で行われ、県内で選ばれた走者など計70人が参加した。東日本大震災や2019年の房総台風からの“復興五輪”に向け、参加者からは「被災地に明日への未来と夢と希望を伝えられた」と笑顔も見られた。

 当初、リレー初日は高速道路「東京湾アクアライン」の海ほたるパーキングエリアから出発し、一宮町の釣ケ崎海岸などを巡る予定だったが、コロナの影響で公道以外も含め全区間で走行が取りやめ。3日間とも「点火式」のみ開かれる。

 初日は、アトランタ五輪に出場の千葉真子さんを先頭に、トーチを片手に一人ずつ登壇して聖火をつなぎ、最終走者の片岡英夫さんが聖火皿に点火した。

 走者を代表してあいさつした片岡さんは「ランナーは皆、大変な役を責任を持って果たせたと思う。東日本大震災や房総台風で県や山武市、近隣市町村が大変な被害を受けた。被災地の皆さまへあしたへの未来と夢と希望を伝えられた」と述べ、2日目以降のランナーにエールを送った。

 イベントを見守った滝川伸輔副知事は「(ランナーのパフォーマンスで)関係者一人一人の心のトーチに聖火が灯ることで、困難を乗り越えて欲しい」と力を込めた。

 イベントには熊谷俊人知事も出席する予定だったが、八街市の児童死傷事故に伴う国への要望や大雨対応などを優先させて欠席。記者団には「県庁で指揮を執る必要があると判断し、残念だが、このような対応にした」と述べた。

 2日は千葉市美浜区の幕張メッセで、3日には松戸市の松戸中央公園でそれぞれ代替イベントがある。3日間で計248人・組が参加する。


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