高齢者ワクチン 習志野市が「場所・日時」指定へ 7月から未予約者対象、手続きの不安解消

習志野市が行ったワクチン接種の模擬訓練=6日、市袖ケ浦体育館
習志野市が行ったワクチン接種の模擬訓練=6日、市袖ケ浦体育館

 在宅高齢者への新型コロナワクチン接種を巡り、習志野市の宮本泰介市長は27日、予約が取りづらい状況を踏まえ、市が未予約者の接種の日時と場所を指定し、郵送通知する対応を取ると表明した。6月7日時点の未予約者を対象に1回目と2回目の接種をセットで指定する。インターネットか電話による自力での予約に苦戦する高齢市民にとっては、予約手続きが不要になる。ただ、指定による接種は7月からの見通し。

 同市によると、市内の在宅高齢者は約4万人。このうち、5月10日に始まったネットか電話での自力予約を終えたのは約1万5千人。ワクチン供給量などを踏まえて予約枠自体がまだ全員分は設定されていない事情もあるが、未予約者が約2万5千人に上る。

 現状は毎日新たに設定される予約枠がすぐに埋まる状態で、問い合わせ電話が相次ぎ、予約が取れないことへの不安も高まった。

 これに加え、自力予約を経て1回目の接種を終えた人は、2回目の接種を一定期間に終える必要があり、今月末から3週間程度は2回目の予約を優先し、1回目の新規予約は、ほとんど受け付けることができない可能性が高いという。

 そこで、未予約者への「指定接種」に乗り出す。年齢が上の高齢者から順次、指定内容を郵送で通知。接種場所は集団接種会場(6カ所)か個別接種できる医療機関。住所をなるべく考慮して決めるという。自力での予約が取れた場合は指定よりも優先される。

 1回目の接種を終えたのは約4千人。27日の定例記者会見で宮本市長は、市単独で接種に取り組んだ場合、高齢者全員への接種完了は8月以降になる可能性があるとし、県や国の大規模接種会場の活用も必要になるとの考えを示した。


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