シャワー「撤去」可決、村越市長の報酬減額求める 市川市議会

市川市議会での村越祐民市長=3日、市川市
市川市議会での村越祐民市長=3日、市川市
市長室に設置されたシャワーユニット。写真は建設中(市川市提供)
市長室に設置されたシャワーユニット。写真は建設中(市川市提供)

 千葉県市川市役所の市長室にシャワー室が設置されていた問題を巡り、同市議会は3日、シャワー室の撤去や設置費用などを市長報酬から減額するよう求める決議案を賛成多数で可決した。法的拘束力はないが、今後の村越祐民市長の対応が注目される。市長は「今回の議決を重く受け止め真摯(しんし)に対応する」などとするコメントを出した。

 公金の使途などを調査する特別委員会(百条委員会)の設置を求める発議は賛成少数で否決した。

 同決議案は保守系市議らが所属する7会派が提出した。市長室のガラス張りシャワー室が、市民や市議会に説明なく追加工事で設置されたことや、費用の360万円を新庁舎の余剰金から捻出したことを批判。既存のシャワー室で「十分対応可能」とした上で、市長室のシャワー室を撤去するとともに、設置と撤去費用を市長報酬から減額する条例を提出するよう求めている。

 この日の議会では、決議案に関する質疑や討論があり、百条委設置の発議を提出した市議らは「(公用車問題で)議会を無視して導入を進めた過去がある。シャワー室も撤去されないのでは」「副市長は工事が始まってから設置を知った。なぜ秘密裏に進んだのか」「(余剰金を)市長の権限で使えるなら、予算を編成する意味がなくなる」などと指摘。その後、採決を行い、賛成28人、反対13人で決議案を可決した。

 村越市長は「議決を重く受け止め真摯に対応してまいります。引き続き襟を正し、適正かつ透明性のある予算執行に一層努めてまいります」とのコメントを出したが、報道陣からの取材要請には応じなかった。

 市によると、シャワー室は昨年10月に新庁舎にある市長室内のトイレの隅に設置。災害時に市長や職員が使うことを目的に、同8月の部分開庁後に追加で工事を行った。追加したシャワー室は市長室を通過しなければ入れない仕組みになっている。費用約360万は新庁舎建設に伴う余剰金を充てていた。


  • LINEで送る