飛散量昨年より多く 千葉県内花粉シーズン コロナと“両にらみ”対策を

 今年も本格的なスギ花粉のシーズンに入った。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、ウイルスが付着した手で目をこすったり、鼻の粘膜に触れたりすると感染リスクが高まる。換気で室内を舞う花粉の量が増える可能性もある。コロナと花粉症、両にらみの対策が求められそうだ。

 スギは暖かくなると花粉を飛ばし始める。民間気象会社「ウェザーニューズ」(千葉市)によると、14日までに、九州から千葉など関東甲信の34都府県がシーズン入りした。下旬には北陸や東北にも広がって飛散のピーク期を迎え、3月後半からはヒノキ花粉、北海道は4月下旬からシラカバ花粉が飛ぶ見通しだ。

 同社によると、今年の飛散予想量は全国的に2011~20年の平均値を下回りそうだ。ただ、昨年は全国的に飛散量が記録的に少なかったため、北海道と青森県を除く44都府県で多くなるとみられる(スギやヒノキが少ない沖縄県は含まれていない)。特に昨年の飛散量が平年比で3割程度だった富山、石川、福井、岐阜、愛知、広島、大分各県は2倍以上の飛散が見込まれるという。

 ドラッグストア大手のウエルシア薬局(東京都千代田区)によると、花粉症の症状を抑える内服薬の売れ行きは、例年なら3月がピークだが、早めに購入する動きが出ている。マスクはウレタン製や布製よりも不織布製の販売が好調という。

 コロナ禍でくしゃみやせきに敏感になっている人もいる。例年以上に「エチケット」が必要になりそうだ。


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