宣言延長決定後、初の週末 「仕方ない」諦めの声 千葉県内行楽地 家族連れまばら

芝生上の遊具で思い思いに楽しむ家族連れ=6日、袖ケ浦市の東京ドイツ村
芝生上の遊具で思い思いに楽しむ家族連れ=6日、袖ケ浦市の東京ドイツ村
名物商品などが並ぶ犬吠駅売店。平日は短縮営業を実施している=6日、銚子電鉄
名物商品などが並ぶ犬吠駅売店。平日は短縮営業を実施している=6日、銚子電鉄

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が「千葉県などで延長」と発表され、初の週末を迎えた6日、千葉市中央区のJR千葉駅前の買い物客らから「感染者が減っていないので、延長は仕方ない」と諦めの声が聞かれた。一方、天候に恵まれた行楽地では家族連れらの姿がちらほら。鉄道の短い区間を往復する“プチ旅行”を楽しんだり、広大なレジャー施設でゆったりと過ごしたり…。それぞれ工夫しながら、宣言下の休日を楽しんだ。

 千葉駅前で友人とランチの店を探していた市川市のIT会社員の男性(23)は「感染者が減っていないので延長は当たり前」と諦め気味。「仕事柄、テレワークはできない。通勤電車は混雑しているので不安だ」と話し、一宮町に住む男子大学生(23)は「大学はずっとオンライン授業。春以降も続くかも。家族を感染させないためアルバイトを休んでいる」と窮屈な暮らしぶりを打ち明けた。

 客待ちの男性タクシー運転手(66)は宣言発令からの1カ月を振り返り「(発令前と比べ)客は減った。1時間半待っても客が来ればいい」とぼやいた。

 一方、県内行楽地では好天に誘われるように、家族連れの姿も見られた。

 銚子市の犬吠埼灯台に近い銚子電鉄犬吠駅では、千葉市緑区の男性(39)が電車好きの小学生の息子のために、家族4人で車で訪れた。駅前に車を止め、終点・外川駅まで1区間を往復乗車しプチ旅行。「自粛生活が続いたので『密』にならずに観光しようと犬吠埼を選んだ」と休日を工夫して過ごした。

 群馬県高崎市の男性(50)は、朝から電車を乗り継ぎ久々に実家に近い銚子へ。「人混みには行かないようにしている」と話し、売店で目当ての「ぬれせんべい」を買い求めた。

 袖ケ浦市の「東京ドイツ村」では、ポカポカ陽気に誘われて広々とした芝生上で家族連れらが休日のひとときを楽しんだ。

 千葉市花見川区の男性小売業(41)は「コロナを気にせず広い場所で遊ばせたくて来た。今は外食もしていないので、いい息抜きになった」と、妻や3児と一緒にくつろいだ。

 茨城県神栖市から妻子と4人で来た男性会社員(38)は「開放的で気持ちいいので何回も来ている。旅行もできず、我慢することが多い。早くコロナが収束するといい」と緊急事態宣言の解除を待ち望んだ。


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