【新型コロナ詳報】千葉県内77人感染判明 過去2番目の多さ 千葉市の特養クラスターは38人

 千葉県内で16日、新たに77人の新型コロナウイルス感染が判明した。一日の新規感染者数としては、14日の88人に次いで2番目の多さ。千葉市では特別養護老人ホーム「誉田園」(同市緑区)でクラスター(感染者集団)が発生し、入所者27人と職員9人の計36人が感染。すでに判明している職員2人と合わせ感染者は38人となった。

 ◆80代女性はやや重く

 千葉市は16日、特別養護老人ホーム誉田園での感染をクラスターと認定した。市によると、新たに判明した50代~90代の入所者27人のうち、80代女性1人が酸素吸入が必要でやや重い症状。残り26人は軽症か無症状。20代~60代の職員9人は、いずれも軽症か無症状。

 13日に20代男性介護職員の感染が分かり、職員34人とショートステイ含む全ての入所者51人を検査した結果、38人が陽性と判明。市保健所は残りの職員8人の検査を進めている。同施設はショートステイの新規受け入れを停止している。

 市保健所によると、職員のマスク着用や手指消毒は徹底していた。入所者は2~4人部屋で生活しており、症状が出た患者と部屋を分けることができなかったこと、食堂で向かい合わせで食事を取っていたなどの対策が不十分だったという。市内のクラスターは14例目。

 また、クラスター以外では市内居住の40代~70代の男女3人。市によると、感染経路が不明の50代公務員女性は4日に喉の痛みの症状が出た。他の2人は、職場の同僚や家族の感染が判明済み。

 ◆3人に肺炎像

 県は16日、21人分を発表。このうち40代~70代の男女3人に肺炎像がみられるなどやや重い症状。12人の感染経路が分かっていない。

 松戸市の70代無職の男性は14日に発熱し県内病院に救急搬送され、肺炎像が確認された。生活習慣病があったという。

 同市の60代女性会社員は先月30日にのどに違和感があり、11月13日にクリニックを受診。肺炎像が見られ、翌日再度受診して感染が分かった。

 八街市の40代男性会社員は喉に違和感があり受診。やや重い症状がみられ、入院している。

 浦安市の10歳未満の男児は家族が感染し、15日に陽性と確認された。無症状。県内の保育園に通っており、同園は男児のクラスを25日まで休園とした。

◆船橋、20、30代で5人

 船橋市は16日、市内居住者8人を含む20代~60代の9人の新型コロナウイルス感染を発表した。20、30代が計5人を占めた。重症者はいない。

 市保健所によると、市内居住の30代無職女性1人の感染経路が不明。接触相手の感染が分かっているのは県外大学に通う20代女性や県内の社会福祉法人に勤務する30代女性ら計6人。

 船橋市は16日、市立小学校に併設の放課後ルーム(学童保育)の職員1人の感染も発表した。同居家族の感染が判明しており、12日からは出勤せず、職場に濃厚接触者はいないと判断。職員の感染が判明済みの放課後ルームとは別という。

◆柏、小学男児ら8人

 柏市は16日、10~70代の8人の感染を発表した。内訳は市内居住7人、流山市居住1人。

 市によると、市立酒井根東小の男子児童は母の感染が判明済み。発熱の症状があったが、現在はなくなった。市保健所の調査で他の児童や教職員に濃厚接触者はおらず、臨時休校はしない。

 40代のパート女性と70代の自営業男性は、それぞれ職場の同僚の感染が分かっている。60代のアルバイト女性は夫、別の40代のパート女性は友人の感染がそれぞれ判明済み。他の3人は感染経路不明。

◆20代が最多13人

 16日に千葉県内で感染が確認された人の年齢層は、20代が13人で最も多い。次いで70代の11人、80代と90代の各10人。40代と50代が各9人、30代と60代が各6人、10代が2人、10代未満が1人。

 居住地別では▽千葉市37人▽市川市9人▽船橋市8人▽柏市7人▽松戸市5人▽浦安市、市原市、君津市が各2人▽習志野市、流山市、成田市、八街市、大網白里市が各1人だった。


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