2020夏季千葉県高等学校野球大会 あの瞬間を捉えた写真も多数

2度目の聖火リレー…無念 千葉県内最高齢93歳ランナー 鳥海さん死去

鳥海勲さん
鳥海勲さん
今年1月2日、家族と箱根駅伝を観戦した鳥海勲さん(前列右から3人目)=家族提供
今年1月2日、家族と箱根駅伝を観戦した鳥海勲さん(前列右から3人目)=家族提供

 来年に延期された東京五輪で、千葉県選考の聖火ランナーでは最高齢で元マスターズ陸上選手の鳥海勲(とりうみ・いさお)さんが30日、君津市内の施設で死去した。93歳。

 鳥海さんは1964年の前回東京五輪で聖火ランナーを務めた。2020東京五輪でも2度目の聖火ランナーに選ばれ「この喜びは私の宝、頑張りたい」などと千葉日報社の取材に答えていた。体育教師で長男の和彦さん(63)が押す車いすでの参加を予定しており、和彦さんも「一番の親孝行」と話していた。

 鳥海さんは聖火ランナーで走ることに意欲をみせており、施設で練習もしていた。一方、新型コロナウイルスの影響で五輪が延期となり、元気がなくなっていたという。和彦さんは「父は陸上競技をこよなく愛していたので無念だったのではないか」と語った。

 鳥海さんは「頑張れ」が口癖で、施設でも入所者や職員に元気と勇気を与えていた。和彦さんは「(父は)いつも前を向き陸上一筋の人生だった。ありがとう、ご苦労さまと言いたい」と述べた。

 鳥海さんは大学時代、箱根駅伝に出場し「花の2区」などを力走した。今年1月2日にも、家族と箱根駅伝を観戦し母校の東洋大に声援を送った。県立天羽高校では、顧問として陸上部を関東大会やインターハイに導き、県高等学校体育連盟陸上競技専門部の要職も務めた。葬儀告別式の日程は未定。


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