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「踏んだり蹴ったり」 再び休園に落胆 花見頃も来場者なく 千葉県内レジャー施設 【新型コロナ緊急事態宣言】

緊急事態宣言を受け臨時休園が決まり、満開のチューリップなどを観賞する来園者のいない「ふなばしアンデルセン公園」=8日、船橋市
緊急事態宣言を受け臨時休園が決まり、満開のチューリップなどを観賞する来園者のいない「ふなばしアンデルセン公園」=8日、船橋市
緊急事態宣言を受け、臨時休園となったマザー牧場=8日、富津市
緊急事態宣言を受け、臨時休園となったマザー牧場=8日、富津市

 政府の緊急事態宣言を受け、千葉県内の人気レジャー施設などは8日、臨時休園に入った。色とりどりの花が見頃を迎えた船橋市の公園では休園確認の電話対応に追われ、休園を知らずに訪れる人もいた。台風で被災した富津市の牧場でも、再びの休園に「踏んだり蹴ったりだ」と嘆く声が聞かれ、客のいない園内で花壇を整備する係員の姿があった。

 シダレザクラなどが見頃を迎えている船橋市の「ふなばしアンデルセン公園」は、暖かな日差しと鳥のさえずりだけが響く静かな一日となった。

 同園は3月まで通常営業だったが、4月に入って土・日曜日を休園とし、平日のみの開園としていた。7日の緊急事態宣言を受けて、急きょ臨時休園が決まったため、8日は朝から休園を確認する問い合わせ電話の対応に追われた。休園を知らずに来園する人もおり、駐車場の警備員は「午前中だけで6~7台来たが休園理由を説明し、納得して帰ってもらった。晴天だったので、開園していれば大勢が詰め掛けていたはず」と話した。

 八重桜なども開花しており、細谷順子園長は「いろいろな花を楽しめる最高の時期に見てもらえないのは残念だが仕方ない。休園明け以降にきれいなアンデルセン公園を見てもらえるよう整備していく」と残念そうに話した。

 一部施設を休止して営業を続けていた富津市のマザー牧場も当面の間、臨時休園となった。

 18種1200匹の動物たちとの触れ合いや四季折々の花、鹿野山の山頂付近からの眺望などが家族連れに人気の観光スポット。2月に出産ラッシュを迎えたヒツジがすくすくと成長し、来園者を和ませていたところだったが、緊急事態宣言を受けて臨時休園が決まった。

 閉められたゲートに「臨時休園」の看板が掲げられ、園内では花壇の整備や牧草の管理を粛々と続ける係員の姿が見られた。

 昨年9月の台風15号の際は、施設に大きな被害が出て長期にわたる臨時休園を余儀なくされた。スタッフ総出で復旧作業に当たり、ようやく営業を再開してからは順調に復旧・復興へと歩んでいたが、今度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響をまともに受けることになった。

 宣伝課の担当者は「緊急事態宣言が出たので仕方ない。台風被害に続く休園で踏んだり蹴ったりだが、終息を待って気分良くお客さまをお迎えしたい」と説明した。


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