新型コロナウイルス情報

拡大抑止へ広域連携 9都県市緊急テレビ会議 新型コロナ

森田知事や熊谷千葉市長(右)が参加した9都県市の緊急テレビ会議=1日、千葉市役所
森田知事や熊谷千葉市長(右)が参加した9都県市の緊急テレビ会議=1日、千葉市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、千葉県の森田健作知事や千葉市の熊谷俊人市長ら9都県市の知事や市長が1日、緊急のテレビ会議を開いた。感染拡大を抑えるため、連携や情報共有の強化について確認するとともに、不要不急の外出自粛やウイルス感染者の人権への配慮を求めるメッセージを出した。

 会議では冒頭、東京都の小池百合子知事が都の感染者状況を報告した後「見えざる敵との戦い。爆発的な感染拡大を回避するには、自治体の広域連携が極めて重要だ。住民の命を守り安心した生活を取り戻すため、一丸となってこの事態に立ち向かいたい」と呼び掛けた。

 森田知事は「私たちはコロナを倒さなければならないが、社会生活や経済が倒れてしまってはいけない。国に強い指導力を発揮してもらいたい」と、政府にマイナス影響を緩和する対策を求めた。

 熊谷市長は都内に通勤する市民の感染が相次ぎ発覚している状況を説明。感染経路の推定や市民への適切な注意喚起に役立つとして、東京都が確認した感染者情報の共有を要望した上で「クラスター(感染者集団)を早期に発見し感染防止を図るため、一致団結して取り組みたい」と述べた。

 その後、メッセージの内容を議論。小池知事が夜間の外出自粛を加えるよう求め、熊谷市長は「感染者が加害者のように扱われると、保健所の聞き取りに正確に答えてくれなくなり、クラスターが特定できなくなる恐れがある」と述べ、感染者や家族の人権に配慮する一文を盛り込むことを要請した。

 会議後、県内でも夜間の外出自粛を求めるなど、県民への呼び掛けを強めるのかを問われた森田知事は「しっかり考え、2日の県対策本部会議で方針を出していきたい」とした。

 熊谷市長も現段階で市民に求めるのは東京都への往来自粛にとどまるとの認識を改めて示した。「東京都が今後、強い行動自粛を求める場合は事前に情報提供をしてほしい。市民が心の準備をでき、首都機能を維持するための連携ができる。この会議がスタート」と話した。


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