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新型コロナウイルス情報

【新型肺炎】60代女性教諭の感染 全国初、千葉市花見川区の市立中学校 25、26日休校、校舎消毒

千葉市立中学校の女性教諭が新型コロナウイルスに感染したことを発表する熊谷市長=22日、千葉市役所
千葉市立中学校の女性教諭が新型コロナウイルスに感染したことを発表する熊谷市長=22日、千葉市役所

 千葉市は22日、同市花見川区の市立中学校の60代女性教諭が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。女性は肺炎を発症し、県内の病院に入院している。教諭の感染確認は全国で初めて。市教委は同中学校について連休明けの25、26日を臨時休校とするとともに、校舎の消毒を行う。現時点で同僚の教職員や生徒に感染が疑われる例は出ていないという。熊谷俊人市長は「疑心暗鬼にならないよう情報公開をしていく」と市民に冷静な対応を求めた。

 市や県によると、女性教諭は東葛南部の市在住で、2年生の国語と書道部の顧問を担当。吐き気がした12日、休みを取り医療機関を受診したところ、風邪と診断された。18日からせきが出て、19日昼に早退して再受診。肺炎の症状と38度5分の発熱が確認され、別の病院に入院した。21日に行った検査で新型コロナウイルスの感染が判明し、22日、県内の感染症指定病院に転院した。

 女性教諭は発症後の平日は出勤しており、13、14日は校内で試験監督を行い、17、18日は生徒に答案用紙を返却するなどしていた。市教委は同中学校の部活動中止と25、26日の臨時休校を決め、同僚や生徒らの健康観察を実施。その状況と専門機関の意見を参考に、27日以降の対応を検討する。校舎の消毒は休校中に行えるよう詳細を詰める。

 女性教諭は現在も発熱やせきの症状がある。夫と子どもの3人暮らしで、片道約20分をかけて電車で通勤していた。発症前2週間以内の海外渡航歴や患者との接触は確認されておらず、感染経路は不明。通勤中はマスクを着けていたという。

 同中学校は感染判明後の21日夜、約580人の生徒に不要不急の外出を控えるよう求める一斉メールを保護者宛てに送信。22日には感染判明と臨時休校を知らせるメールを送った。説明資料は郵送もする。説明会などは感染拡大のリスクを低減させるため開催しないとしている。

 熊谷市長は22日、緊急の記者会見を開き、予防的措置として市立学校全教職員の過去の発熱状況の調査を行うことを表明。結果に応じて休校なども考えていくとした上で「児童生徒の健康を守り保護者の不安を解消するため、市として踏み込んだ対策を取っていく。各家庭でもうがい、手洗いなど感染症予防の基本を徹底してほしい」と求めた。


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