運転男 起訴内容認める 木更津女児死傷初公判

高山登被告
高山登被告
安藤音織さん(遺族提供)
安藤音織さん(遺族提供)

 木更津市江川の県道交差点で4月、登校中の市立岩根小3年の女児2人が軽乗用車にはねられ死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われた同市請西東5、元ホテル従業員、高山登被告(49)の初公判が18日、地裁木更津支部(山口均裁判長)であり、高山被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は、高山被告が勤務先に向かうために自宅を出発し、事故を起こす直前は仕事に関する考え事に注意が向いていたと指摘。具体的には仕事の段取りのほか、「(大型連休で)お客さんが増え、仕事を回すのが大変になる。乗り切れるかな」などと考えていたと明らかにした。

 また、過去に高山被告が自転車への追突事故で罰金の略式命令を受けていたことや、元妻が高山被告の運転を不安視していたことを説明。今回の事故を巡っては、起訴前に4カ月余りの鑑定留置が行われたが、検察側は不注意の要因について「精神障害が発症する前からの性格や運転適性などにある」とした。

 高山被告は、暗色のスーツにネクタイを着用して出廷。罪状認否にはっきりとした口調で答え、着席後はうつむき加減で法廷でのやり取りに耳を傾けた。閉廷前、山口裁判長に現段階で言いたいことを問われると「ありません」と述べた。

 起訴状などによると、4月23日午前7時15分ごろ、同市江川の県道で、軽乗用車を運転し、前方の赤信号に気付かないまま交差点を直進。横断歩道を歩いて渡っていた女児2人をはねて安藤音織(ねおり)さん=当時(8)=を死亡させ、もう1人も意識不明の状態にさせたとされる。


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